5GHzレピータ関連

Sorry. Japanese only.
Last update: 2003.6.2

写真をクリックすると、もう少しきれいなものが見えます。


沿革

2000.6.4 5.6GHzレピーター設置準備会開催

レピーター設置準備会開催する。場所:朝生田町「蕎麦屋敷・ほうの花」

2000.12.22 レピータ親機お披露目

JARL愛媛県支部主催マイクロ波帯通信機器製作講習会の場で、5.6Gレピータ親機のお披露目がありました。

2001.1.28 アンテナ工事

 1月28日に5GHzレピータのアンテナ工事を行いました。

 13時に取り付け工事開始。アンテナ据え付け完了後、伝搬状況の調査を実施しました。
まずは、温泉郡重信町(東方向)固定で59+入感を確認、その後、道後平野周辺各地での受信状況確認しました。
測定は、AGBアンテナ搭載の測定車1台(写真)ともう1台で実施。北は北条市、南は伊予市まで測定にまわりました。

 なんとか道後平野をカバーできそうです。(使う側では、高利得のアンテナが必要になる箇所もあります。)

2001.4.8 ビーコン設置

5GHzレピータ設置場所にビーコンを設置する。識別信号は:JH5ZHR
電波発射時間:12時00分〜12時30分、22時00分〜23時00分
工事設置協力者JA5AK/JA5MV/JA5GYU/JA5JSU/JR5EEK

2001.5.20 試験電波発射

松山地区SHF研究会レピータ局舎に設置し、試験電波発射する。

2001.6.24 レピータ開局式

松山地区SHF研究設置レピータ開局式を松山市久万ノ台「成願寺」で開催する。
コールサイン:JP5YCK
周波数:5765.10MHz
IF:1285.10MHz

レピータ親機について

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JH1UGF槙岡氏(講師)から5.6Gレピータ親機の紹介
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5.6Gレピータ親機。
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正面
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正面2(少し拡大)
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後ろ側から


レピータ用トランスバーターについて

待望の5GHzのレピターTRVが完成いたしました。
あとは、コールサインと周波数の決定待ちです。

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上がレピータ用トランスバーター
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同じく
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内部(上から)
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内部2(斜め後ろから)


アンテナについて

アンテナの全容

 アンテナは、JA5GYU近藤さんの製作です。
レピータ用アンテナは、送信用、受信用に各1個あります。
受信用が上、送信用が下に配置してあります。
松山市内の高台にある某局のタワーに取り付けました。
使う側では、高利得のアンテナが必要になる箇所もありますが、なんとか道後平野をカバーできそうです。

 同軸の損失測定、電力の通過試験、SWRの測定は次の写真(ケーブルをつないだ状態)で済ませています。
アンテナのSWRは送信アンテナ、受信アンテナ共、1.01に収まりました。
トランスバーター取り付け時には、パワーや周波数、変調度などを測定予定です。
#同軸は、少し継ぎ足す必要が出てきました。

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アンテナ全景
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アンテナ全景(その2・下のほう)
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アンテナ全景、持つ人はJR5EEK
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アンテナ取付け状態
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アンテナ取付け状態(拡大)

受信アンテナ

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受信アンテナ
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受信アンテナ(横から)

送信アンテナ

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送信アンテナ
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送信アンテナ(横から)
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送信アンテナ(上から)

伝搬状況測定車

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伝搬状況測定車・AGBアンテナ搭載(停車して測定中)
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測定用AGBアンテナ

アンテナ関係補足

・・・Q&A風に仕上げてみました。TU>JF1TPR 熊野谿さん、JA5GYU 近藤さん
リピーター用アンテナはなんだか素敵なカラーリングがされているような感じなんですが、 何を材料として使われたのでしょうか。===>
 26cm、25cm、24cmといろいろ製作してみまして、風圧荷重や、指向性の都合上で20cmの フライパンを使用しました。
 色も大変カラフルに塗装がされていましたので、見た目でも選びました。
 値段は、スーパーの年末特売で1個398円でした。
スペーサはどのような材質を使用しているのでしょうか。===>
 材質はポリプロピレンです。耐寒、耐熱上この材質が優れています。
 スーパーで蓋つきコップを買ってそこの部分を切り取って使いました。
 この物は、実験の結果、24GHzくらいまで電波の通過ロスもほとんどありませんでした。
 ちなみに、ガラスは20dBくらいロスがありました。
 この加工の目的は、輻射エレメントの防水が主目的です。
上下のおわんの間隔はどのように設定したのでしょうか。===>
 フライパンの間隔も寸法をいろいろ変えて実験しました。
 今までの論文などのデーターは、間隔が1cmのものばかり でしたが、垂直面の指向性が鋭くアンテナのちょっとした傾きで移動局の 入感状況がよくないことがありました。
 そこで、間隔を倍の2cmに設定して指向性データーを取ってみましたら ほどよい指向性が得られました。
 だだ、ゲインは、少し低下するようです。
 アンテナのSWRは、エレメントの長さ、太さ、フライパンの微妙な間隔調整 を行い、最終には1.01まで追い込みができました。
 プロで使用しているアンテナでこれに似た構造のアンテナがあります。 これの基本動作は、進行波アンテナです。
 この原理では、上のフライパンは必要なく7cm程度の円板を2cmくらいの間隔で 向かい合わせば、充分です。
 下の面はフライパンでなく、裾が長くなるようにするため、30cm程度の中華鍋が適 しています。
 かなり高ゲインが期待できますので、いつかの機会に製作して実験を してみたいと思っています。
 Xバンドにおいて、アメリカのヒューズコミニケーション社のLNB輻射器にこの原理 を 使っているものがありました。
スペーサが誘電体として働いて、その方向にゲインがあるので、ぐるりと丸くしたら効果があるんじゃないかなという話題がありましたが ===>
 マイクロ波は、誘電体があるとその方向に電波が引っ張られ、ゲインが得られます。 この原理を利用したものに、誘電体棒アンテナがあります。
 導波管の出口に誘電体を取つけ、うまく作ると20dBくらいのゲインがえられます。 全方向に働くかどうかは、さだかではありませんが、何らかのゲイン向上になるかも しれません。

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レピータを利用する上で必要になってくるもの

5GHzレピータのシフト幅は、40MHzとなります。
親機側での設定、レピータシフターの利用等考えられます。

レピータシフターって?
 シフターの動作原理は、トランシーバーの受信周波数はそのままで、 送信時にシフターが働いて送信周波数を40MHzシフトダウンさせ トランスバーターに送りこまれます。
 また、シフターの電源を切ると、自動的にシフト動作が停止し、  スルー状態になります。


<参考写真>

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全体
57k
前面
57k
背面
27k
New Version 機能は同じ
24k
前面
22k
背面


2002.6.17 レピータTRV修理

2002.10.6 レピータTRV復帰取り付け

2002.10.9 送受信テスト

2002.10.25 送受アンプ修理「落雷」

2002.12.1 送受信テスト・広島県野呂山


5600MHz レピーターを使ったオーバーシーどおしの交信なる!! Apr. 13, 2003

 4,5,6エリア各局で5GHzを中心にいろいろ移動実験を楽しみまし た。

この中で、松山市久万の台に設置した5600MHzレピーター局 「JP5YCK」の 動作 確認を兼ねて、3つのエリアを取り囲んでレピーターを介した交信を試みました。

 高い周波数なので、各局の送信周波数の微妙な変化により変調の様子が 異なりましたが、次のとおり無事交信に成功しました。

  JA4OAR/4−JA5GYU/5   59/59
  JI6DRF/6−JA5GYU/5   59/59
  JI6DRF/6−JA4OAR/4   59/59

 特筆すべきは、6−4エリアどおしの交信です。
レピーター設置エリア以外の場所どうしの交信は意義があると思います。
瀬戸内海を隔てた3つのエリアで交信できるのは、このJA5YCKの最大の 特徴ではないかと思います。

この日の各局のレピーター局までの距離です。

   JA4OAR/4  65Km(見通し) 
   JA5GYU/5  15Km(見通し外) 
   JI6DRF/6  102Km(見通し) 

DE JA5GYU 近藤恒幸



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