このページは、JA5GYU 近藤さんの自慢の設備を紹介しています。ごゆっくりごらんください。
春ももうそこになりましたので、大パラポラを使った遠距離用 移動システムを庭にひっぱり出してセットしてみました。
このシステムの概略は次のとうりです。
5600MHz UTV5600B+HPA(5964-8D) 10.1GHz UTV10G+HPA(1011-4)+LNA 10.4GHz UTV10G(K)+ HPA(1011-4)+LNA
アンテナは、1.2mのセンターフィードデッシュで各バンド共用です。
輻射器の取り替えで対応します。
10GHz帯はバズーカ、5GHz帯はカセグレンです。
偏波面は、垂直、水平とも輻射器の差し替えで可能です。
アンテナのゲインは、5600MHzで35dB,10GHzで39dBです。
この巨大システムは、さすがに重く運搬には、ちょっとヨイショがいります。
このシステムを使って、遠くの方と交信したく思っています。
各局、どうぞよろしくお願いします。
対流圏のダクト、山岳回折いろいろチャレンジしてみたいと思います。
月夜の晩に、月面経由で交信出来るかも???
ま、それは無理ですが、一生懸命、努力したいと思っています。
(どのバンドへも応用出来ます。)
主反射鏡は、センターフィードタイプのBSアンテナを使いました。
このアンテナの有効開口直径は42cmでf/D比は0.29でした。
一次輻射器は47GHzの導波管にフランジを半田付けし、フランジ側をセットの
導波管切替器に直接取り付けて、この導波管の先端が輻射部分になります。
専用のホーンは付けていませんがうまく動作しているようです。
セットとアンテナは、5mmのながーーーーーいボルト4本で3mm厚のアルミ板
を介して連結しています。
この固定ネジは輻射器の位置調整と偏移角調整も兼ねています。
副反射器は、5mmのながーーーーーーーーーいボルト3本でまな板を通して
支えています。
このボルトは、副反射器の位置調整と、お皿の固定も兼用しています。
副反射器の偏移角調整は、120度間隔で配置した3本の小ネジで調整するように しています。
副反射器は、セブロン製です。
これは本来、f/D比が1.5のお皿に使うもので、今回のお皿は0.29でしたので
反射効率は少し悪いものと思います。
また、輻射部分は、ポリプロピレンの水筒でカバーが掛けられ全天候製になっ
ています。
実験の結果、このカバーは47GHzにおいてもほとんどロスがありませんでした。
以上、自己流で、3時間の急場しのぎで作りました。
ほかのバンドも似通った構造でやっています。
輻射部分 | 裏側の様子 |
四国地は、春ももうそこになりました。
冬休みの宿題?だった「24GHzのパワーアップ化」が、本日やっと
終わり、このバンドでの遠距離交信システムが完成しました。
出力を2Wにしたいところですが、金銭的にも技術的にも、0.5Wが
限度でした。
このシステムの概略は次のとうりです。
トランスバーター UTV−24G (マキ電機製) パワーアンプ 米国Mn-tech社製 出力0.5W アンテナ-1 50cmカセグレン CS-50A TDK製を改造 アンテナ-2 90cmカセグレン 米国製インマルサット-B用パラポラ改造
偏波面は、垂直、水平ともアンテナの留めネジ差し替えで運用可能です。
アンテナのゲインは、50cmが39dB,90cmが43dBです。
ERP(実効輻射電力)は何とか10Kwになります。
ケース兼・アンテナ支持金具は、通信機器のブランクパネル(アルミダイ
キャスト)を使って自作しました。
素材が頑丈でしたので、人が乗っても持ちこたえます。
* 添付写真は、50cmのアンテナを付けた状況です。
このシステムを使って、遠くの方と交信したく思っています。
音声モード(SSBやFMモード)で400Km超、
ATVモードで200Km超を目標にしています。
9エリア各局、6エリア各局、よろしくお願い致します。
交信記録が更新出来るよう、一生懸命、努力したいと思っています。
では。