Sorry. Japanese only.
Last update: 2004. 6.17
写真をクリックすると、もう少しきれいなものが見えます。
10日(日曜日)、24GHzにて、瀬戸内海を横断して広島県と 愛媛県の間で交信に成功しました。 交信の相手は、呉市「灰ケ峰」移動のJJ4OKBさんで、 スパンは57Km、プロフィル上では見通しでした。 以下、当時の状況です。 JJ4OKBさんは、呉市「灰ケ峰」に移動し当局は伊予郡松前町 に、JR5EEKさんは、伊予市の「伊予灘SA」海抜70mに移動しま した。 午後3時に、10GHzで実験をスタートし、59+/59+で交信出来 た後、24GHzにトライしました。 この時は、土砂降りの状態で方向もさだまらず、24GHzの信号 は全く入感しませんでした。 あきらめて、5GHzにQSYし59+/59+で交信出来ました。 このころになると、垂れ込めていた雲も少し上昇し見通しも良くなり 雨も小雨になり、24GHzでの交信も可能性が出てきましたので、 再トライしました。 当局の移動地からは、見通し外であることが判明しましたので、 JR5EEKさんの運用地「伊予灘SA」に移動し、2人ががりでトラ イしました。 送・受信を繰り返していると、愛媛側で僅かに信号を捕らえ、 細かく方向調整をした結果、59/59+で交信できました。 交信できた時は、午後の6時で薄暗くなり始めていました。 今回、JJ4OKBさんは24GHzは初めての運用で交信成功 を双方で喜びあいました。 cong! cong! ご承知のとおり、24GHzは、水蒸気や雲などでの減衰が著しく 雨天の中、よく交信出来たものだと関心しています。 交信成功時の視界は、約10Kmでした。 これからの季節は、24GHzなどの高い周波数のバンドが シーズンになりますので移動運用を繰り返し、距離を延伸し て行こうと話しあい、お開きになりました。 4,5エリアとも、距離延伸の可能性の高い、九州各局との 実験を望んでおります。
de JA5GYU
JR5EEK局の写真です。
雨の中ビニール袋をかぶせての運用 5,6G/10,1GHz と24GHz
広島県呉市灰が峰ー愛媛県伊予市松山自動車道「伊予灘SA」に使用した24GHz
de JR5EEK
松山地区SHF研究会の公式な活動ではありませんが、メンバーのJA5GYUさんの活動を紹介したものです。
7月11日(日曜日)、愛媛県西予市で移動運用しました。 2,3,4エリア各局のご要望に答える形で、家族で出かけました。 運用地は、今年の4月に下見をした場所で少し担ぎ上げして がんばりました。 << 交信局成立局 >> BAND CallSign His My 運用場所 スパン長 --------------------------------------------------- 10.1GHz JA4UBW/4 53/51 岡山県倉敷市移動 144Km JO3FOE/3 59+/59+ 和歌山県「護摩壇山」 258Km ---------------------------------------------------- 5600MHz JA4UBW/4 59+/59+ 岡山県倉敷市移動 144Km JI3WLF/3 59+/59+ 和歌山県「葛城山」 256Km JO3FOE/3 59+/59+ 和歌山県「護摩壇山」 258Km --------------------------------------------------- 2400MHz JA4UBW/4 59/59 岡山県倉敷市移動 144Km JI3WLF/3 59+/59+ 和歌山県「葛城山」 256Km -------------------------------------------------- 1200MHz JJ3KQH/3 59+/59 奈良県「生駒山」 310Km JF2EOR/2 59/59 三重県青山高原 345Km JN2NBQ 59/55 愛知県刈谷市 415Km JH2CDL 55/55 岐阜県岐阜 420Km JA4RRX/4 59/59 広島県三原市 105 Km JE3OMP/4 59/59 岡山県岡山市 175 Km JA4UBW/4 59/59 岡山県倉敷市移動 144Km JI3WLF/3 59/59 和歌山県「葛城山」 256Km JO3FOE/3 59/59 和歌山県「護摩壇山」 258Km ------------------------------------------------- 移動運用地:愛媛県西予市「源氏ケ駄馬」海抜1320m 運用時間:午前11時〜午後3時 天候:曇り時々晴れ 視界30Km 設備 10.1GHz IC1271+UTV-10GK+R&Tamp(2W) 90cmデイッシュ 5600MHz FT817+UTV-5600B2PL+R&Tamp(2W) 〃 (共用) 2400MHz FT817+UTV-2400E+Tamp(2W) 36エレループ 1200MHz IC-1271 32エレループ 運用地は、四国の尾根にあたる場所で愛媛県と高知県の 県境でした。 日本三大カルスト地形の「四国カルスト」の西部にあたります。 広い草原を形成していて、牛の放牧が行われています。 駐車場から50mほど担ぎ上げた見通しのよい場所から運用 しました。 交信した局はすべて見通し外伝播によるものです。 今回はすべて「山岳回折」を使った交信でした。 1200MHzでは、300KMを超えるFBなQSOも出来ました。 最近は雨の日ばかりでしたが、日ごろの行いが良いのか今日は 1日晴天でした。 清清しい草原を散策したり、青空の下でお弁当を食べました。 また、近くのレストランで搾りたての牛乳を飲んだり、牛乳たっぷり のアイスクリームも食べました。 ミニチュアの4WDカーのラジコン走行や季節はずれの凧上げを して1日ゆったり?と過ごすことができました。 今後とも移動運用を楽しんで行きたいと思っています。
愛媛県西予市移動運用での、交信エリア図 を作ってみましました。 2,3,4エリア各局のご要望に答える形で、東方向の交信が主体 になりました。 JO3FOE/3氏次さんとの10GHzの伝播は大変良好で、回折波 とは思えないくらい強力な信号でした。 ひょつとすると24GHzでも通りそうと思ったりしました。?? 6エリア方面は良く開けていて、大分県、宮崎県は見通しです。 次回は、九州方面とも実験(ATVを含む)をやって試ようと思って います。
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ATV運用のため松山市近郊まで出かけて プチ?移動運用をしました。 最近、ATV運用をしていないため機器の動作チェックと運用 テクニックの維持を目的に実施しました。 当局は、道後平野の片隅にあたる温泉郡(天然温泉は無し) 重信町下林地区の高台にアンテナを設置して待機しました。 松山市各局とは、12Km〜20Kmの距離で海抜は124m でした。 午後7時になり、松山各局と1200MHzでATV−QSOをしました。 各局とも難なく、M5CでFBに交信出来ました。 カラーパターンやテロップでアンテナの方向調整や周波数の 同調を確定した後、ライブ画像(音声付き)を交換しあいATVの 醍醐味を楽しみました。 JR5EEK M5C/M5C JA5IDH M5C/M5C 交信の終わるころは、黄昏時となり夕日がきれいでした。 [松山地区5600MHzロールコール] -第495回- 21時スタートなので、ATV設備の撤収をしながらゆったりとした 時間を過ごしました。 運用地は、田園地帯で草原を渡る風は大変清清しく感じられ 仕事に追われる毎日ですが、ホットした気分を満喫しました。 21時になり、各局が出てきました。 次々と交信して久々のチェックインを楽しみました。 満月の下、程よい気温で快適に過ごすことができました。 22時に各局にファイナルを送って、新居浜市まで帰ってきました。 1200MHz IC-12N ,FTV-120A 32エレループ 5600MHz IC-12N+UTV-5600B2P 45cm BS-Dish 今後とも、移動運用を楽しんでやっていきたいと思います。
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本日、JH1UGF槇岡さんと、富士山<・・・・・・・・・>室戸岬 間の伝搬実験を行いました。 ■実施日 平成16年5月8日 薄曇、風速7m、視界30Km 時間帯 08時00分開始 10時30分終了 2エリア 富士山富士宮五合目 2500m 運用者 JH1UGF/2 5エリア 高知県室戸市室戸岬 津呂山 280m 運用者 JA5JKC/5 JA5GYU/5 富士山五号目 (----- 478Km ----- ) 室戸市 ■交信実績 ( 伝播路は、山岳回折です*異常伝播ではありません。 ) Call His MY BAND MODE JH1UGF/2 53 53 1200MHz SSB JH1UGF/2 52 53 5600MHz SSB JH1UGF/2 -- -- 10.1GHz 信号確認出来ず 今回、第一回目のスケジュールで交信出来、感激しています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ●設営後すぐ、1200MHzから開始しました。 緩やかなQSBを伴って槇岡さんの信号が53で入感し、SSBモード で交信出来ました。 この1200MHz−SSBの信号でビーム合わせをしておき、急いで 5600MHzのセットアップにかかりました。 ●5600MHzはさらに深いQSBで5分間隔で送受信を繰り返し、 40分かかって、信号が浮き上がった時に52/53で交信できました。 ●次ぎに、10GHzにトライしました。 双方とも信号は全く捉えることが出来ず、次回に持ち越しとしました。 槇岡さん、遠路への移動運用ありがとうございました。 一発で交信出来、大変嬉しく思っています。 心より、感謝申し上げます。 Cong! Cong! 今後も、山岳(見通し外)伝播の研究を継続したいと思います。 ■運用設備 << JA5GYU >> 1200MHz IC-1271 1.2m Dish 2400MHz FT-817+UTV2400E 1.2m Dish 5600MHz FT-817+UTV-5600B2PL+R&Tamp(2W) 1.2m Dish 10.1GHz IC-1271+UTV-10Gk+R&Tamp(2W) 1.2cm Dish ----------------------------------------------- << JH1UGF >> 1200MHz 1.2mメッシュDish 5600MHz 80cmDish -2W 10.1GHz 60cmDish
室戸岬の運用地から、富士山方向の写真です。
お皿と、風力発電との中間あたりです。
(視界が良ければ、海面が見えるのですが、今日はNG)
亜熱帯の木々を越えて、槇岡さんの電波が届きました。
*木々が茂っていて、運用場所の設定に30分も要しました。
伝播経路
「富士山−室戸岬間」間の 伝播経路(状況)についてご報告致します。
富士山五号目から、室戸岬の間は、山岳回折での伝播です。 紀伊半島の山で二回の回折でした。
以上
de JA5GYU
今晩は、遠路畿内・大津市から九州マイクロ大分大会に参加されたJJ3EKV・原田さんの現在地・午後8時58分現在 愛媛県松山市 宮田町四国総合通信局前のFBなホテル9Fに滞在中
今盛んに、5600MHz・24GHzで松山各局と交信中です。
明日松山を出発して、常置場所向けたたれます。
つい先程、原田さんとささやかな夕餉でお出迎えいたしました画像を添付いたします。
この画像は、意図的にカメラブレの現象あり。
なお、松山市の現在の気象情報は、曇り 外気温:19.4度 気圧:1009ヘクトパスカル
相対湿度:55% 風力:0.5m
以上
de JR5EEK
第21回九州マイクロウエーブ・ミーティング大分大会に参加しましたので報告します。
記
1、日 時 平成16年4月17日(土) 14時から 18日(日) 13時まで 2、場 所 大分厚生年金休暇センター 3、参加者 九州各県マイクロウエーブ愛好者・県外局 4、松山SHF研究会からの参加者:JA5AK・JA5MX・JA5GYU・JA5IDH・JA5JSU・JR5EEK・6名 5、内 容 17日(土) 機器展示・実演・記念撮影・懇親会(情報交換) 18日(日) 研究発表・記念運用「会場から大分市・杵築市間47km」5,6G〜24G・F3 F5・F9
毎回松山で開催する SHFバンド愛好者の集いにマイクロウエーブ大分から大勢の参加を頂いておりますので今回は大分が幹事で開催されますので、松山から6名が参加しました。お礼を兼ねて
第21回九州マイクロウエーブ大分大会 松山地区SHF研究会参加者集合写真
槇岡さん・福岡・小島さん・大津市・原田さんを囲んで
第21回九州マイクロウエーブ大分大会 松山地区SHF研究会参加者
懇親会場での挨拶
JARLマイクロ波委員・種村さん・マキ電機・槇岡さんを囲んでのGHzバンド談義
以上
de JR5EEK
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本日、JA9BE 森さんとスケジュールを組んで 「愛媛県四国中央市−富山県氷見市」間の伝搬実験を行いました。 ■実施日 平成16年4月13日 薄曇、微風、視界10Km 時間帯 08時00分開始 12時30分終了 9エリア 富山県氷見市 碁石ヶ峰 430m 運用者 JA9BE 5エリア 愛媛県四国中央市 翠波峰 902m 運用者 JA5GYU 翠波峰(---- 448Km ---- ) 碁石ケ峰 ■交信実績 ( 伝播路は、山岳回折です ) Call His MY BAND MODE JA9BE/9 59++ 59++ 1200MHz SSB JA9BE/9 59++ 59++ 1200MHz FM JA9BE/9 59+ 59+ 5600MHz SSB JA9BE/9 59+ 59+ 5600MHz FM JA9BE/9 59+ 51 2400MHz SSB JA9BE/9 59 41 2400MHz FM JA9BE/9 53 -- 10.1GHz FM (後少し) 昨年の6月に続いて今回も交信に成功し、感激しています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ●到着後すぐ、1200MHzから開始しました。 いきなりJA9BEさんのビーコン(可聴周波数モールス)が59+で 入感し、難なくSSBモードとFMモードで交信出来ました。 FMモードは、Sメーターが右にひっついたままでの受信でした。 (10分間で終了) この1200MHz−FMを連絡用に設定して、急いで5600MHzの セットアップにかかりました。 ●5600MHzも強力な信号で、あっと言う間に交信できました。 (10分間で終了) ●次に2400MHzも同様に、即座に交信出来ました。 (ただし、当局の2400MHzTRv.はパワーが低下しているためもらう レポートはよくありません−修理中) (5分間で終了) ●またまた急いで、10GHzのセットアップにかかりました。 セットアップが完了した時、連絡用の1200MHzの信号が極端に弱く なり希望が持てなくなりました。 気を取り直して、森さんからビーコンを発射してもらい耳をこらして受信 しました。 2〜3分間、周波数を探っているとなんとRS53〜5で受信出来ました。 直ぐに森さんに連絡して「入感している旨」連絡をすると驚いていました。 その後、交信にいどみましたが、交信できずに2時間が経過しました。 今回は、受信のみの成功でした。 いままでは、全くの空振りでしたので、次回は期待できます。 コンディションの把握と設備の整備に取り組み、次回に繋ぎたいと思います。 ○今までの運用実績より、山岳回折伝播は、朝の8時ころがコンディション のピークのようです。 夕方の17時ころも良いですが、朝の方が強力です。 今回もいろいろ勉強になりました。 この4月、運用地が市町村合併により伊予三島市から「四国中央市」に変わ りました。 森さんに新しい市をサービス出来ました。 Good! Good! 今後も移動実験を継続し、山岳伝播の研究をしたいと思います。 ■運用設備 << JA5GYU >> 1200MHz IC-1271 1.2m メッシュDish 2400MHz FT-817+UTV2400E 1.2m Dish 5600MHz FT-817+UTV-5600B2PL+R&Tamp(2W) 1.2m Dish 10.1GHz IC-1271+UTV-10Gk+R&Tamp(2W) 1.2cm Dish ----------------------------------------------- << JA9BE >> 1200MHz 25ELx2x2yagi IC-1271 2400MHz 50ELx2loop UTV−2400B+IC-1271 5600MHz 90cmDish(放射器は、シュペルトップ)+IC-1271 10.1GHz 90cmDish(放射器は、シュペルトップ)+IC-1271
富山方向に向かって | 5,10GHz用1.2mデイッシュ |
ダクト発生にガッツポーズ | 10GHz用輻射器 |
伝播経路
「愛媛県四国中央市−富山県氷見市」間の 伝播経路(状況)についてご報告致します。
●この経路でのスパン長は、448Kmです。 スパンの途中、兵庫県中央部の山で山岳回折を行う経路です。 このスパンにおける定常状態での伝播ロスは次のとおりです。 5GHzにおける自由空間損失は、約160dB 〃 回折損失は、 約 50dB になります。 それぞれの送信電力、アンテナゲインより受信電圧を計算すると −8dBμVです。 この受信電圧ですと、RS51〜53程度の交信が可能です。 ●しかし、今回は、RS59+で入感しましたので定常状態では なく、スパンの途中にダクトが発生したと想定されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 森さんからのレポートを総合して判断すると、ダクトの発生は 日本海側だと思われます。 (経路図を添付しますので参考にして下さい。) また、ダクトの継続時間は、朝8時20分ごろから午前10時 までの1時間40分と短めでした。 ダクト?がさった後の交信は、RS51〜53程度でした。
以上
de JA5GYU
松山地区SHF研究会の公式な活動ではありませんが、メンバーのJA5GYUさんの活動を紹介したものです。
[前編]:「高知県高知市−岡山県倉敷市」
今日は、高知県内の3市を廻る強攻策を取りました。 お相手は、岡山県倉敷市移動のJA4UBW藤原さんです。 まず、高知県高知市ですが、ここから倉敷市への伝播ルートは、 四国の山脈を乗り越える難しいスパンなのですが、いろいろ机上で 検討したところ高知市南部の「桂浜」が最も伝播経路がベストである ことが判明しました。 新居浜市を6時半に出発し、南国市での運用場所を下見した後 9時に「桂浜」に到着しました。 即座に設営を開始し、運用に入りました。 以下、運用結果(午前)の概要です。 JA5GYU/5 高知県高知市「桂浜高台」 海抜30m JA4UBW/4 岡山県倉敷市「王子ケ岳」 海抜230m 高知市 ---------(剣山系)-----------倉敷市 桂浜 65Km 反射点 70Km 王子ケ岳 スパン135Km、山岳反射伝播により予定の4バンドで交信に成功 しました。 1200MHz 55 55 SSB,FM 2400MHz 59 55 SSB 5600MHz 55 55 SSB,FM 10.1GHz 51 51 SSB 土佐市と倉敷市のスパンは、見通しが取れないため、山岳回折と 山岳反射のふたつの手法で伝播させることにしました。 電波は、ダイレクト方向(山岳回折)と、剣山方向などからの反射波 の3方向で届きました。 双方でビームを合わせた結果、時間の経過やバンド毎に反射波が 強くなったり回折波が強くなったりしました。 回折波、反射波ともフワフワしてQSBの深い信号でした。 時にはエコーがかかったりして、まるで50MHz帯のスキャッター伝播 のような感じで、このような信号は初体験でした。 桂浜は、四国でも有数の観光地ですので駐車場は引っ切り無しに 観光バスやマイカーが訪れて賑わいを見せていました。 この駐車場の少し山手の高台に展望所があるのを今回発見し、ここ から運用しました。 海抜は、30m確保出来ました。 桜の花が優雅に散るなかでの和やかな運用でした。 昼前、海上保安庁の救助訓練が始まりました。 2機のヘリコプターが近くを旋回したり、ホバリングをするので受信音 が聞き取れず、苦労しました。 海上には、巡視艇が海上で停止し、レーダーを回していました。 10GHzの送信中だったのでレーダーに異様な影が映ったかも知れま せん。 なお、参考までに各局の設備は次のとおりです。 << JA4UBW >> 1200MHz TS-790 37ELx2 2400MHz IC-1275+UTV2400B2+Tamp(2W) 1.2m Dish 5600MHz IC-1275+UTV5600B2+ R&Tamp(2W) 1m Dish 10.1GHz IC-1275+UTV10G改+ R&Tamp(2W) 90cm Dish << JA5GYU >> 1200MHz IC-1271 32エレループx1 2400MHz FT-817+UTV2400E 36エレループx1 5600MHz FT-817+UTV-5600B2PL+R&Tamp(2W) 90cm Dish 10.1GHz IC-1271+UTV-10Gk+R&Tamp(2W) 90cm Dish
展望公園は緑でいっぱい | 桜の木の下で運用 |
岡山方向を望む |
中編:「高知県南国市−岡山県倉敷市」
桂浜での運用は、10GHz帯の交信に1時間も要した上、ヘリ コプター飛来による騒音障害のため、13時までの3時間を要しました。 直ぐに簡易撤収して、南国市の運用地点に向かいました。 朝一番で下見をしておきましたので、現地到着後即!設営に移る ことが出来ました。 14時に運用開始しました。 ここでも、回折波と反射波が確認できました。 以下、運用結果の概要です。 JA5GYU/5 高知県南国市「浜改田」 海抜4m JA4UBW/4 岡山県倉敷市「王子ケ岳」海抜230m 南国市 ---------(国見山)-----------倉敷市 浜改田 40Km 回折点 70Km 王子ケ岳 スパン110Km、山岳回折伝播等により予定の4バンドで交信に 成功しました。 1200MHz 55 55 SSB,FM 2400MHz 59 55 SSB 5600MHz 59 59 SSB,FM 10.1GHz 53 51 SSB 南国市と倉敷市のスパンは、見通しが取れないため、山岳回折と 山岳反射のふたつの手法で伝播させることにしました。 机上設計どおり、ダイレクト方向(山岳回折)と、剣山方向などからの 反射波の2方向で入感度しました。 ここではは、ダイレクト方向(山岳回折)がFBでした。 信号はあまり強くはありませんが、安定しており、約1時間で4つのバンド の交信を終えました。 この地は、里山が点在し肥沃な土地で優良な田園地帯です。 かつて水稲の二期作がさかんだった所です。 最近は、減反政策のおかげで二期作はしていないそうですが、水稲栽培は 盛んです。 田んぼの中の農耕道で運用しました。 農家の方はこころよく運用を承認してくれました。 ちょうど田植えの最中でした。 お盆のころにはもう新米が食べられるそうです。 海抜は、わずか4mでしたが、田んぼに張った水のおかげか良好な伝播 をしました。 (かつてVHF帯で水面反射伝播が流行したことが思い出されます) 5Km東方向に、「土佐龍馬空港」があり時々ジェット機の離着陸が見え ました。 写真の中で横に走る黒い一本線は、光ケーブルです。 (こんな田んぼの中でも新しい風?が吹いているようです。) 蛙の泣き声を聞きながら野趣万点の運用でした。 *機材は前編と同一につき省略します。
田園地帯です。 | 横方向より望む |
高知龍馬空港 |
後編:「高知県安芸市−岡山県倉敷市」
南国市での運用は、受信電界が安定していたので1時間で終了しました。 直ぐに簡易撤収して、6日最後の運用地「安芸市」に向かいました。 航空写真で下見?をしておきましたので、現地到着後即!設営に移る ことが出来ました。 国道55号が混んでいたので、現地までの移動に1時間半もかかって しまい、17時にやっと運用を開始しました。 ここでは、反射波のみが確認できました。 以下、運用結果の概要です。 JA5GYU/5 高知県安芸市「大山岬」 海抜3m JA4UBW/4 岡山県倉敷市「王子ケ岳」海抜230m 安芸市 ---------(石鎚山系)-----------倉敷市 大山岬 78Km 反射点 80Km 王子ケ岳 スパン158Km、山岳反射伝播により予定の4バンドで交信に 成功しました。 1200MHz 59+ 59+ SSB,FM 2400MHz 59 55 SSB 5600MHz 59+ 59+ SSB,FM 10.1GHz 55 55 SSB 安芸市と倉敷市のスパンは、見通しが取れないため、山岳回折と 山岳反射のふたつの手法を検討しましましたが山岳回折は多重回折となる ため、回折伝播は不可能と判断して山岳反射を検討しました。 机上設計どおり、石鎚山系から反射波が強力に入感度しました。 1200MHz帯は開始当時、FSで大変強力でしたが、時間の経過と ともに信号強度が大幅に変動し、一時は受信不能まで低下しました。 山岳で反射した電波は、太平洋上を延々と伝播して来ました。 この時間帯は、釣り人の言う「夕まずめ」の時間帯でした。 魚が釣れる時間帯は、電波は減衰されるのでしょうか?? 運用開始の時、やはり釣り人が現れました。 運用場所のすぐ前の地磯で釣りをやっていました。 グレやチヌがよく釣れるA級ポイントの地磯だそうです。 *次回からは、釣り道具も機材に加えたいと思っています。 運用地の大山岬は、弘田龍太郎が作曲した「浜千鳥」の句碑が建っている 所で、この句碑の敷地に芝生を植えた公園があり、南の端で運用しました。 海抜は、3mで堤防はありますが、台風の時は海水で浸かってしまいそう な感じでした。 やしの植樹があり、太平洋に沈む南国の夕日を満喫しながら一日で三 つの市を移動実験で駆け巡った忙しい運用をしめくくるりました。 こんな低地でもマイクロ波通信が楽しめます。 釣りをしながらの運用も可能です、 みなさん、いかがですか? *機材は前編と同一につき省略します。
岩場の公園にて | 夕日の下で運用 |
岩場で釣りをしている人 |
完結編:「低地からも楽しめるマイクロ波通信」
4月6日、高知県三市から運用の、伝搬経路図をお知らせします。 *図を見ていただくと、いろいろな個所の山岳を有効利用すれば 目的の個所と交信できる可能性が浮かんできます。 -----------<< 以下、運用場所の再掲です。>> ------------- 移動運用日 平成16年4月6日 ■[ 午前の部 ]・・・・・山岳反射にて交信成功 JA5GYU/5 高知県高知市「桂浜高台」 海抜30m JA4UBW/4 岡山県倉敷市「王子ケ岳」 海抜230m 高知市 ---------(剣山系)-----------倉敷市 桂浜 65Km 反射点 70Km 王子ケ岳 ■[ 午後の部 ]・・・・・山岳回折にて交信成功 JA5GYU/5 高知県南国市「浜改田」 海抜4m JA4UBW/4 岡山県倉敷市「王子ケ岳」海抜230m 南国市 ---------(国見山)-----------倉敷市 浜改田 40Km 回折点 70Km 王子ケ岳 ■[ 夕方の部 ]・・・・・山岳反射にて交信成功 JA5GYU/5 高知県安芸市「大山岬」 海抜3m JA4UBW/4 岡山県倉敷市「王子ケ岳」海抜230m 安芸市 ---------(石鎚山系)-----------倉敷市 大山岬 78Km 反射点 80Km 王子ケ岳 --------------------------------------------------------
交信可能性なスパンを机上設計した結果、今回の移動は、低地で の運用になりました。 これは、高知県中部は、四国のくびれた個所に位置するため山から の距離をできる限り確保したため、太平洋沿岸になったからです。 スパンの設計において、山岳で回折や反射する条件が整えば運用 する場所の海抜高は理論上0mでも可能です。 (0mでは給電点が水につかるので、1mの高さは必要) 冬場、高い個所での運用が出来ない時は、有効な手段です。 伝播ルートは場所によって、山岳回折だったり、山岳反射だったり しました。 さて、いつも感じますが、山岳反射の受信信号は周期の短いQSB がありフワフワした感じであり、回折波は安定していますが、周期の 長いQSBを伴うことが多いですね。 高知市桂浜では、回折波(2回回折)と反射波が2方向の計3方向 からほとんど同じ強さで入ってきました。 お互いに干渉しあってエコーがかかったような信号でした。 (マルチパスですね) この現象はバンドによって受信電界が強くなる方向が異なったため 交信にこぎつけるまで時間がかかりました。 5600MHzの電波はよく飛びます、1200MHzでSSBが やっとでも、5600MHzでは、FMモードも可能な場合が多いです。 また、雲や霧などの影響も受けることがありませんので、大変安定 した信号が期待できます。 これに比べると10GHzの信号は、格段に弱くなります。 QSBの発生状態も顕著になり、雲や霧などの影響も受けますので、 天気の良し悪しで交信の成否が決まります。 *伝播路や天候に恵まれた時は、逆に強くなったこともありました。 これからも、いろいろの個所から運用して、マイクロ波伝播の研究 と運用技術の研鑚、設備の増強・整備を継続したいと思っています。 交信のご相手をしていただける方のお申し出を、心よりお待ち しております。
以上
de JA5GYU
松山地区SHF研究会の公式な活動ではありませんが、メンバーのJA5GYUさんの活動を紹介したものです。
[前編]:「高知県土佐市-岡山県倉敷市」
今日は、天候も良く最高の移動運用日和でしたので、高知県方面 に観光を兼ねて移動運用に出かました。 今回は、土佐市と須崎市の2地点で運用しました。 この両市から倉敷市への伝播ルートは、四国の山脈を乗り越える 難しいスパンでした。 以下、運用結果(午前)の概要です。 JA5GYU/5 高知県土佐市「竜ケ浜海水浴場」 海抜5m JA4UBW/4 岡山県倉敷市「王子ケ岳」 海抜230m 土佐市 ---------(剣山系)-----------倉敷市 竜ケ浜 75Km 反射点 70Km 王子ケ岳 スパン145Km、山岳反射伝播により予定の4バンドで交信に成功 しました。 1200MHz 55 55 SSB,FM 2400MHz 59 55 SSB 5600MHz 59+ 59+ SSB,FM 10.1GHz 55 53 SSB 土佐市と倉敷市のスパンは、見通しが取れないため、山岳回折と 山岳反射のふたつの手法で伝播させることにしました。 電波は、ダイレクト方向(山岳2回折)と、剣山方向からの反射波が 双方とも届きました。 双方でビームを合わせた結果、反射波の方が強い結果になりました。 回折波、反射波ともフワフワしてQSBの深い信号でした。 まるで、HF帯のロンクパス伝播のような感じてす。 海水浴場の駐車場から運用しました。 海抜は、わずか5mでした。 反射波は、岬の突端方向から届きました。 天候、晴れ。 気温20℃ 無風で、移動運用には最高の日でした。 海は、ゴミは皆無で青々として白い砂浜とマッチして素晴らしい眺め でした。 釣りをしている人もいました。 なお、参考までに各局の設備は次のとおりです。 << JA4UBW >> 1200MHz TS-790 37ELx2 2400MHz IC-1275+UTV2400B2+Tamp(2W) 1.2m Dish 5600MHz IC-1275+UTV5600B2+ R&Tamp(2W) 1m Dish 10.1GHz IC-1275+UTV10G改+ R&Tamp(2W) 90cm Dish << JA5GYU >> 1200MHz IC-1271 32エレループx1 2400MHz FT-817+UTV2400E 36エレループx1 5600MHz FT-817+UTV-5600B2PL+R&Tamp(2W) 90cm Dish 10.1GHz IC-1271+UTV-10Gk+R&Tamp(2W) 90cm Dish
運用地点です。 | 設備の全容 |
アンテナ | 椰子の木陰で一休み |
[後編]:「高知県須崎市−岡山県倉敷市」
須崎市の運用地点は、元有料道路の「横波黒潮ライン」を3往復 して倉敷市方面と相性の良さそうな場所を何とか探し出しました。 海抜が200mくらいの駐車場でした。 最良の場所は無く、小枝の切れ目で見とおしがわずかに開けている 山肌に三脚を設置しました。 馬の背のように起伏が激しい場所で設置には大変苦労しました。 長さ40cmのアンカーを打って転倒しないようにがっちり固定しました。 25年間使っている木製の三脚は圧力がかかり各脚ともしなりました。 以下、運用結果(午後部)の概要です。 JA5GYU/5 高知県須崎市「子供の森駐車場」 海抜200m JA4UBW/4 岡山県倉敷市「王子ケ岳」 海抜230m 須崎市 -----------(白髪山)-----------倉敷市 横波スカイライン 55Km 回折点 75Km 王子ケ岳 スパン130Km、山岳回折伝播により予定の4バンドで交信に成功 しました。 1200MHz 59 59 SSB,FM 2400MHz 59 55 SSB,FM 5600MHz 59+ 59+ SSB,FM 10.1GHz 59 59 SSB,FM この場所では、ダイレクト方向(山岳回折)から強力に届きました。 まるで見とおしスパンでやっているような強力な信号で各バンドで ラグチューをしながら交信を楽しみました。 強力な信号のためか、QSBは殆どありませんでした。 この地には、17年ぶりに訪れました。 以前、賑わっていたレストランは殆ど廃屋や他施設に流用されて いました。 道路は殆ど変化はありませんでしたが、別荘がたくさん建設されて いましたが、これらも廃屋や売土地になっている物もありました。 気温は20℃を超えて設置作業時には汗ばむほどでした。 道路脇の桜も咲いて、春本番の季節になりました。 なお、各局の設備は午前の部と同じなので省略します。 これからは、全国的に移動運用のベストシーズンになります。 各所に移動して、マイクロ波伝播の研究を継続したいと思って います。
運用全景 | 運用地点です |
山肌に三脚を設置 | 太平洋の青い海!! |
以上
de JA5GYU
松山地区SHF研究会の公式な活動ではありませんが、メンバーのJA5GYUさんの活動を紹介したものです。
最近、気温も上がり春めいてきましたので、「高知県室戸市」に観光を 兼ねて移動運用に出かました。 かねてより、JA4UBWさんから、四国内のJCCサービス要請を受け ていたもので、今回は山岳回折も使えない難しいスパンでした。 以下、運用結果の概要です。 JA5GYU/5 高知県室戸市「津呂山駐車場」 海抜280m JA4UBW/4 岡山県浅口郡金光町「ようしょう山」 海抜360m 室戸市 ---------(赤石山系)-----------浅口郡 室戸岬 95Km 反射点 85Km ようしょう山 スパン190Km、山岳反射伝播により予定の4バンドで交信に成功しました。 1200MHz 53 53 SSB,FM 2400MHz 59 55 SSB 5600MHz 59 59 SSB,FM 10.1GHz 53 51 SSB 室戸市から岡山県内は、見通しのスパンが取れないため、山岳回折を 検討しましたが、これもNGだったので、四国中央部の高い山脈を反射物と して伝播させることにしました。 スパンの中央部分が反射点になるため、伝播ロスが多く実際の交信でも やっと届いた感じでした。 10GHzは、プリアンプを取り替えたり、細かく方向合わせをし、QSBで 信号が浮かび上がった時に交信に成功しました。 5GHzは、最も強力でした。 FMモードで楽しくラグチュウーできました。 天候は安定していましたが、全バンド緩やかなQSBを伴っていました。 天候、晴れ。 気温15℃ 無風で、移動運用には最高の日でした。 近くの風力発電の羽は止まったままでピクリともしませんでした。 なお、参考までに各局の設備は次のとおりです。 << JA4UBW >> 1200MHz TS-790 37ELx2 2400MHz IC-1275+UTV2400B2+Tamp(2W) 1.2m Dish 5600MHz IC-1275+UTV5600B2+ R&Tamp(2W) 1m Dish 10.1GHz IC-1275+UTV10G改+ R&Tamp(2W) 90cm Dish << JA5GYU >> 1200MHz IC-1271 32エレループx1 2400MHz FT-817+UTV2400E 36エレループx1 5600MHz FT-817+UTV-5600B2PL+R&Tamp(2W) 90cm Dish 10.1GHz IC-1271+UTV-10Gk+R&Tamp(2W) 90cm Dish 今回も、5600MHzのIF機は、FTー817を使い、コンパクト な運用が出来ました。 FMモードもSSBモードも感度が良いようです。 今後も、見通し外での遠距離交信の研究を進めていきたい と思っています。
運用全景 | 運用風景 |
岡山方向 | アンテナ設備 |
山頂展望台より運用場所を望む | 2バンド、アンテナ給電点 |
26年間使っている踏みつけ基台 | 岬の突端にある「あこう」の木 |
「室戸岬-岡山県浅口郡」移動運用の伝搬経路図です。 *図を見ていただくと、いろいろな個所の山岳を利用すれば思わぬ個所 とも交信できるような気がします。
以上
de JA5GYU
松山地区SHF研究会の公式な活動ではありませんが、メンバーのJA5GYUさんの活動を紹介したものです。
平成16年1月18日(日曜日)新春移動?として、JA3, JA4,JA5エリア各局で今年最初の移動運用を行いました。 当局は、新居浜市から高知県、土佐清水市に遠征しました。 新居浜市を朝6時に出発した時、気温は0度でした。 四国を縦貫する高速道路は、山間部に差し掛かると気温は−3度で 前日の雪で路面は凍結していましたが何とか走行できました。 山々は白く雪が付いて、朝日があたってきれいに輝いていました。 さすが南国です、現地到着時の気温は15度にも上がっていました。 快晴、無風で、心地よく運用できました。(春先の陽気でした。) 周りの景色も抜群に素晴らしく、観光も兼てFBな移動遠征でした。 往復の走行距離は、510Km(10時間走行)でした。 << 各局の移動地点 >> JI3WLF/3 和歌山県那賀郡那珂町「葛城山」海抜800m JO3FOE/3 和歌山県日高郡龍神村「護摩壇山」海抜1300m JA4UBW/4 岡山県玉野市「王子ケ岳」 海抜234m JA5GYU/5 高知県土佐清水市「窪津崎燈台付近」海抜30m << スパン >> JA5GYU−JI3WLF 286Km 〃 −JO3FOE 276Km 〃 −JA4UBW 206Km
<< 交信実績 >> *山岳回折により予定の4バンドで交信に成功しました。 ----------------------------------------------- 1200MHz JI3WLF/3 59/59 SSB,FM JO3FOE/3 53/51 SSB JA4UBW/4 59/59 SSB,FM ----------------------------------------------- 2400MHz JI3WLF/3 59/51 FM JA4UBW/4 59/51 SSB ----------------------------------------------- 5600MHz JI3WLF/3 59/59 SSB,FM JO3FOE/3 55/51 SSB JA4UBW/4 59/59 SSB,FM ----------------------------------------------- 10.1GHz JA4UBW/4 53/51 SSB JI3WLF/3 S3/-- SSB JO3FOE/3 S1/-- SSB ----------------------------------------------- 今回は少し遠距離でしたので「大砲システム」で望みました。 *5GHzは10KW、10GHzは20KWの実行輻射電力 15時ころまでは、天気が良かったので、電波の通りも良く、 5600MHzまでは順調に交信成立しました。 15時を過ぎてから、10GHzの実験に入りましたが、信号 を捉えることが大変困難となり、3エリアは1Wayに終わる 結果となりした。 雲が伝搬方向の海面上にたくさん発生していました。 各バンドとも周期の長い、深いQSBがありました。 また、バンドによっては電波の到来方向が異なるスパンもありました。 四国全体の山々を山岳回折とする伝播実験でした。 山岳をリッジとしてスパンの中におくことによって、200Km 以上の距離で交信できました。 今後とも、遠距離交信の実験を重ねたいと思っています。
*地元の人に「燈台の所だと電波がよく飛ぶよ!と言われました。 (後方に白い燈台が少し見える) VHF移動運用のメッカらしく、よく無線をやっているのを 見かけるそうです。 3エリア方面は大変よく飛ぶみたい。 また、この場所は朝日の撮影のメッカでもあり天気の良い日 はたくさんのアマチュア?カメラマンがくるそうです。 元旦は、道路一面に並んだそうです。
以上
運用風景 |
3エリア方向 |
道路わきを借用して運用 |
前日舗装が済んだばかりの道路 |
風が強いので木は斜めに成長する |
10GHz大砲(まるでエンジン!) |
JO3FOEさんの運用風景 |
de JA5GYU