Sorry. Japanese only.
Last update: 2004.12. 6
写真をクリックすると、もう少しきれいなものが見えます。
H.16.12.3:実施
A班:JA5JSU・JR5EEK:広島県呉市野呂山「兜岩展望台・780m」移動
B班:JA5GYU・JA5IDH:愛媛県「北条市・松山市・伊予郡双海町」移動
平成4年9月5日愛媛県支部主催の5600MHzトランスバター製作講習会が開催
され此れが愛媛のGHzバンドの幕開けであった。
それから10GHz・24GHz・47GHz・75GHzと発展してきた。
47GHz製作講習会は、平成10年10月25日に開催、それから6年の歳月を経
て今年10月24日開催で新47GHzの製作を行い松山地区SHF研究会メンバ5人が
参加した。
新47GHzで今年の目標は、瀬戸内海を挟んでの通信実験を実施を・・合言葉にク
ラブ技術担当JA5GYU近藤さんが企画立案を行い、まず手始めに各局の機器鳴き合わせ
を11月4日一級河川重信川河川敷で行いその日に松山市道後温泉裏の瀬戸風峠―伊
予市松山自動車道伊予灘SAかん10,3kmで実施双方とも59+で簡単に成功した。
11月15日には、距離を延ばし一級河川重信川河口―双海町「ふたうみ潮風ふれ
あい公園」15kmでテスト此れも59+で成功した。
いよいよ瀬戸内海横断通信を12月3日(金)にJA5GYU近藤さんが企画通り実施す
ることにした。
3日は、非常に天候は良く12月とは思えない絶好の移動日和で広島県呉市野呂山
「兜岩展望台」に午前9時50分に到着予定の10時通信開始。
「松山地区SHF研究会が移動実験する日は雨知らずです。」
伊予市松山自動車道伊予灘SA54,4kmで実施、24GHzでANT方向合わせ24G
の信号は59+で直ぐに受信しANT方向は、OK・・47Gに移りワッチすると伊予市
松山自動車道伊予灘SAからのID信号受信、直ぐ県呉市野呂山から送信するも入感な
しの連絡「連絡は、430MHz」其の後双方共信号受信出来ず。
時間は、11時近くで瀬戸内海を見ると先ほどまで伊予郡砥部町の障子山が見えて
いたのが気温上昇のため霞んでみえない、海上からの水蒸気が飽和になり47G運用
にはよくない条件になっていた。
参考事項:JH1UGF・槇岡さんからの文献お天気が昨日くらいですと・・湿度・酸素吸収を0.2%/km以下として・・ 「35km分、自由区間損失で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>−5.5dB 減衰 35km分、湿度・酸素吸収減衰(0.2%位として)・・・・・・・・>−7.0dB 減衰 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Total・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>−12.5dB減衰 で済む計算ですから、今日のレポートからすると・・・S−5以上では出来 るのでは無いかな??と思います・・・次回楽しみです・・・私達も負けられ ないな(^_^)、、、昨日新たなMixerを作ってみましたので実験したくなりました!」 |
急遽愛媛県側B班JA5GYU・JA5IDH各局は伊予市から北条市に移動13時40分に現着
24Gで方向合わせ、47GHzで59−59で交信成功!!距離35km
時14時00分これが愛媛県と広島県4−5間の瀬戸内海を越しての初めての交信記
録となった。
距離を延ばそうと次の移動地点松山市堀江海岸此れも59−59で交信成功・・やっ
た。距離:40,3km
次の移動地点伊予市市下三谷・・此処まで距離を延ばすとそうは簡単に交信出来ない。
ID信号をSSBで探し苦労してやっと確認するも信号が弱い為FMに切り替えると感な
し、再度24GでANT調整・・47Gに切り替える数回繰り返し・・するとSSBで強力な
信号確認FMで59−59で交信成功。・・距離:54,7km
夕日は水面近くまで落ちている・・この機を逃してはとB班伊予郡双海町に急行した。
双海町「ふたうみ潮風ふれあい公園」現着時は夕日は瀬戸内海に落ちて真っ暗である。
24GでANT方向確認後47Gに挑戦するも双海からの信号はSSBで確認するもFMで
はNG・・するとSSB信号が浮き上がったFMに移りA班から送るも感なしの応答。
A班帰りの乗船時間が迫ってくる・・リミット19時30分で撤収との由双海に連
絡・・了解・・この距離は次回の宿題と思い電源カットしようとした時双海町から入感
ありと連絡・・状態のいい内に交信59−59で、双方47GHzで歓声の交信・・実に
6年間の月日と・今日10時間の結集そ成果でした。距離:64,5km
12月この日、昼間は小春日和でしたが、夜になると気温も下がり防寒着に手袋です。
暗闇で機器操作困難なため、JA5JSUさんの車のヘッドランプの明かりを頼りに奮戦し
ました。
次回は、100km超での実施・・これは来年の目標!!!!
最後になりましたが、
数十年に渡り松山地区SHF研究会に対して特別な技術支援を頂いたマキ電機社長槇岡
さんのご尽力に感謝いたします。
此れからもよろしくご指導ご支援下さい。
其れからGHzバンド製作講習会を開催して頂いたJARL愛媛県支部並びに前支部長・
現支部長両氏に感謝いたします。
合掌・皆さん良き新年をお迎え下さい。
平成12年12月4日
松山地区SHF研究会事務局
JR5EEK
仙波 満夫
四国側<B班>からのレポートです。
晴天が続き、湿度も低下してハイバンド(ミリ波)のシーズン になりました。
先日、重信川河口−ふたみ公園間の15Km伝播に成功しました ので、交信距離の延伸のため、瀬戸内海横断を横断する移動実験 を念入りに計画してきました。
忙しい各局のスケジュールを調整して、本日、実施致しました。
各局の普段の行いが良いのか、素晴らしい天候でした。
併せて、ミリ波の電波伝播もFBで、大成果を収めることが出来ました。
以下、奮闘の現場からです。(再現)
JA5JSUさんと、JR5EEKさんが、松山からフェリーで広島県 「野呂山」に移動しました。 <<A班 >> JA5IDHさんと、当局が松山市近郊の移動地をめぐる移動班 を構成しました。 << B班 >> |
スタートは、野呂山−伊予灘SA間、54Kmで開始しました。
24GHzで電波の到来方向を確定して47GHzの実験にかかりました。
何と、すぐに野呂山側で、伊予灘SAからの信号が59+で受信出
来ました。!!
しかし、伊予灘SA側では、ねばりにねばりましたが、野呂山からの
信号は、全く受信できませんでした。 ????
しかたなく、距離を30Kmに短縮してB班は場所を変更することに
しました。
B班は、北条市「帆立岩」に移動して運用を再開しました。
24GHzで方向を確定した後、47GHzにトライしました。
ここでは、59+/59+で交信に成功しました。
(この交信が4−5エリア間での初交信になりました。) CONG! CONG!
ここから、こつを得たのか?次々に距離を延伸することが出来ました
◎野呂山−松山市堀江海水浴場 40.3Km 59+/59 ◎ 〃 −伊予市下三谷高台 54.7Km 59+/59 ◎ 〃 −喜多郡ふたみ公園 64.5Km 59+/57 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
B班は、5箇所にわたって場所を変更し、運用しました。
最終の、野呂山−ふたみ公園間で、64.5Kmの距離で交信に成功
しました。
時に、日は落ちて暗闇での運用でした。
日中は汗ばむ暑さを経験しましたが、暗闇の運用はジャンパーを
着て震えながらの運用でした。
交信成功に、寒さと疲れが一挙に吹っ飛びました。!!!!!
ミリ波の伝播特性の体験、運用方法の難しさの経験など充実した
気分を満喫しながらファイナルを送り合いました。
朝9時半から始めて、夜の7時半までの10時間の運用でした。
交信レポートを見てもわかるように、まだまだ交信距離は伸びそう
です。
今回の経験と、機器の整備をして100Km超を目指して取り
組んでいきたいと思います。
3エリア、6エリアとの交信にも可能性が見えてきました。
また、今回の運用周波数は、3エリア、6エリアとも整合のとれる
47.090GHzで行いました。
氏次さん、長屋さん、よろしくお願いします。 !!
マキ電機さんの47GHzトランスバーターは、周波数も安定し、感度 も大変良く、素晴らしい動作をしました。
<< 設備 >> JA5JSU 新UTV-47G 45cmデイッシュ カセグレン給電 JA5IDH,JR5EEK 新UTV-47G 35cmデイッシュ カセグレン給電 JA5GYU 自作トランスバーター 終段2逓倍 45cm 〃
今後も、ミリ波の実験をメンバー一丸となり活動して行きます。
de JA5GYU 近藤恒幸@愛媛県新居浜市
北条市帆立岩:海抜5m 初めての4−5間交信に成功[47GHz]
伊予市下三谷高台:海抜70m 夕暮れ時、交信距離を55kmに延伸
65Km超の成功したふたみ公園での写真
(暗闇の中で、ガッツポーズ!!◎チョー気持ち良い!!)
ときめきと感動の47GHz伝播実験
47GHzはミリ波になりますので、機器の製作の難しさ、パワー
が小さく受信が難しい。
アンテナの指向性が鋭い、伝播特性が天候に左右されるなど、交信に
いたるまでには、困難な要素がたくさんあります。
でも、47GHzの伝播実験をする時は、「どきどきはらはら」しますが、 交信出来たときには、「ときめきと感動」を覚えます。
日ごろ、機器の整備をしながら実験に適した晴天が続く日程の調整
&実験スパンの検討が必要です。
愛媛では、陸路のスパンは距離がとれないため、今回は広島に
移動して瀬戸内海を超えたスパンで対向実験しました。
標準大気での減衰料は、0.2dB/Kmで計算して実験のスパン
を選定しています。
今回の65Kmでは、13dBを見こんでいました。
昼間の気温が高い時間帯は、伝播ロスが大きくかつ、QSBも深く
アンテナの方向調整には苦労しました。
夕方から夜間にかけては、伝播ロスは少なくなるようで距離の延伸
につながったと思っています。
また、海上伝播のため??電波伝播は不安定でした。
詳細は、このページの上のほうを参照してください。
JA8ATIさんから頂いたコールサインシールを貼り付けて運用[堀江海水浴場にて]
写真は、松山市堀江海水浴場でのアンテナ設営状況です。
海抜は、わずか2mでした。
対向の野呂山(距離:40Km)はかすんで見えませんでした。
冬場なので、誰もいない海?でした。
見学者あり−IDHさんは、ミリ波の説明に奔走していました。
今回の実験のために、コールサインシールを作成&お送り頂いた
JA8AIT山口さん、ありがとうございました。
デイッシュの背面に貼りつけて実験に望みました。
今までコールサインのシールは貼りつけたことがなく、実際に貼り
つけて見ると、頑張らなくては!!と勇気付けられました。
最後の最後まで、成功を信じで辛抱強く取り組んだおかげで
良い成果を上げることができました。
今後もミリ波の実験に取り組んでいきます。
de JA5GYU