2001 松山地区SHF研究会記録集

Sorry. Japanese only.
Last update: 2001.12.27

写真をクリックすると、もう少しきれいなものが見えます。


平成13年12月23日 平成13年納会移動

平成13年納会移動

 
 松山地区SHF研究会は12月23日、マイクロウェーブ大分各局と今年最後の
移動実験を行いました。
 南国四国も前日からの雪で、山間部ではすっかり雪景色になりました。

 移動場所の「高縄山」へは、タイヤチェーンを巻きアイスバーンの道を克服して
山頂の運用地点にたどりつきました。

 到着時の気温は、マイナス3度、積雪は10cmでした。
朝日が出た直後で雪面が太陽に照らされ大自然の素晴らしさを満喫しました。
 快晴、無風で移動運用は快適でした。
寒さは、マイクロ波に取り組む情熱で吹き飛んで行きます。

   高縄山  (−−−153Km−−−) 妙音山 
 標高905m                   標高575m

 今回は、10.4GHzを主体にいろいろのMODEを楽しみました。

  TIME   CALL         His    MY     BAND   MODE
  -------------------------------------------------
  0850  JA6LXR/6    59+   59+   10.4G     F3 
  0905  JA6各局    599   599    10.4G     A1 
  0915  JI6DRF/6   59+   59+   10.4G     A3j   
  0935  JA6各局    595   595    10.4G     F4  (FAX)
  1015  JA6各局    595   ---    10.4G     A9C (FAX) 
  1103  JA6各局    595   595    10.4G     F1 (PSK31)  
  1125  JA6各局    ---   M5C    10.4G     F9 (ATV) 

  1207  JA6SPI/6   59+    59+    24G      F3
  1250  JA6各局   M5C   M5C     24G      F9 (ATV)

 10.4GHzのCWは、キーダウンのたびにQRHでビュービューという音
になりますが24GHzほど激しくはありませんでした。
 手が「かじかんで」正しい符号に成らず苦労しました。

 PSK31の同調は慣れてきました、すぐに画面に文字が表示され、FBでした。

 ミニファックスは、懐かしさを感じながらのFBな画像交信でした。 
がんばってA9Cモードにも挑戦しましたが、同調が難しく1WAYに終わりまし
た。

 24GHzは今が旬です、59+60dB以上の強力なシグナルのためメーターがフル
スケールとなってしまい、アンテの方向調整はアッテネーターを入れないとピーク
がつかめません。

 最後に24GHzのATVはM5Cですばらしい画像が受信出来、お互いに画像
を交換して、来年の再会を約束し今年最後のFBな移動実験を終えました。

  SSTVも準備していましたが、盛りだくさんの内容のため時間切れでした。

  << 参加局 >>
松山地区SHF研究会  JA5JSU,JA5GYU
マイロウェーブ大分    JA6EGM,JA6LXR,JA6SPI
                JA6MQT,JI6DRF
  << 設備 >>
 24GHz      IC-1271+UTV24G        0.04W     50cm PA
 10.4GHz    IC-1271+UTV10G+HPA    1W     60Cm PA
          ATV装置  自作1200MHz−FMATV
                  FAX装置  ミニFAX 
                 パソコン   アプリコット SX
                 ソフトウェア PSK31  PSK31SBW 

 大分各局寒い中、大変ありがとうございました。
お疲れさまでした。
 来年も、移動実験よろしくおねいがいします。
                                                                      
       88&73
   雪上移動実験 
   朝日を浴びていざ突撃!!! 
     ミニFAX懐かしくも楽しい 
      アンテナの勢揃い 
        大砲から発射したマイクロ波の熱で雪も熔けました 

 

63k
左から、JA5GYU,JA5JSU
102k
JA5GYU
66k
ミニFAX
76k
アンテナ
71k
最後に

de (JA5GYU 近藤恒幸 JH5ZHR技術担当 )

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平成13年11月25日 マイクロウェーブ大分と移動実験

マイクロウェーブ大分と移動実験

松山地区SHF研究会は25日、マイクロウェーブ大分と移動実験を行いました。
快晴の秋空最終日、何とか最後まで持ちこたえました。

 << 高縄山−−−156Km−−− 妙音山 >>
    (905m)               (575m)

 今回はATV無しで、今までやったことのないMODEに挑戦しました。

TIME   CALL         His    MY    BAND   MODE
0815  JA6LXR/6   59+    59+  24G    F3       
0832  JA6LXR/6   599   599   24G     A1       
0910  JA6各局    595    595   24G     F5 (SSTV)  
0935  JA6各局    599    599   24G     F1 (PSK31)  

 
1105  JA6LXR/6   --     59+   10.4G   F3
 
1135  JA6LXR/6   59+    59+  10.1G    F3       
1145  JA6各局    595    595   10.1G    F5 (SSTV)  
1152  JA6各局    599    599   10.1G    F1 (PSK31)  

 24GHzでCWをやると、キーダウンのたびに激しいQRHでビュー ビューという音になります。
 しばらくすると慣れてきて、ダイヤルを片手にうまく受信できるよう になるものですね。

今回初めてパソコンを使い、大活躍しました。
心配されていた、SSTVの同調もばっちりで大変きれいな画像で 交信ができました。
 PSK31も最初は同調に苦労しましたが、ばっちり画面に文字が 表示され、大変盛り上がりました。

  << 参加局 >>
松山地区SHF研究会  JR5EEK,JA5GYU
マイロウェーブ大分    JA6EGM,JA6LXR,JA6SPI
                JI6DRF,JP6MCZ
   << 設備 >>
 24GHz      IC-1271+UTV24G        0.04W     50cm PA
 10GHz      IC-1271+UTV10G+HPA    2W     60Cm PA
   パソコン    アプリコット SX
 ソフトウェア  SSTV   Winskan V.1.06R & TSC-70
                      PSK31  PSK31SBW+PSKGNR                      

 準備していた、10.4GHzのトランスバーターは受信が全くNGで 残念な結果に終わりました。

141k
高縄側集合写真 左からJA5GYU,JR5EEK
35k
24GHz帯 SSTV 受信画像
36k
10.1GHz帯 SSTV 受信画像
98k
大砲
120k
PC
144k
パラボラアンテナ
162k
IC−1271

de (JA5GYU 近藤恒幸 JH5ZHR技術担当 )

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平成13年8月10日〜12日 

  8月10日JA1AKA荒川さんの来島大橋上でのATV運用スケジュール

 概略次のような予定でした。

  8時45分     松山空港お迎え −JR5EEK
  9時10分ごろ  JP5YCK 5GHzレピターご見学−JR5EEK
  9時30分ごろ  道後保養所えひめ 荷物一部降ろし 
 10時00分ごろ  石手川ダムでJA5GYUと合流−今治へ
 11時00分ごろ  来島大橋到着、
 11時30分ごろ〜 橋上にてATV運用 (歩行)
 13時00分ごろ  昼食(波止浜あたりで)
 14時00分ごろ  現地出発ー松山へ または観光
 16時ごろ     松山到着 道後温泉観光入浴
 18時から     「道後保養所えひめ」にて来松歓迎会


   運用周波数は、1280MHzのみです。

来島第三大橋から1,2GHzFMATV運用:8月10日ー運用相手JA5GYU/今治市近見山

56k
来島第三大橋
29k
JR5EEK,JA1AKA各局
58k
JA5GYU@今治市近見山
39k
JA5GYU,JR5EEK,JA1AKA各局

JA1AKA荒川さん歓迎会:道後温泉宿舎:8月10日PM:6時

56k

8月11日(土)AM:10時松山城天守閣からATV運用
           PM:1時まで          
                     JR5EEKが天守閣案内   
                     天守閣:JA1AKA・JR5EEK
                     運用バンド1280MHz only
                     連絡周波数:433,08
           PM:2時30分面河宿舎向け松山出発
                     案内JR5EEK

松山城から1,2GHzFMATV運用:8月11日ー運用相手JA5GYU/重信 町・JA5JSU固定・JA5REF/重信町・JA5MX固定

56k
後方は、松山城天守閣
29k
 
44k
JA5GYU@重信町

8月12日 石鎚山山頂移動

  石鎚山登頂班    JA1AKA 荒川 様   
            JA5JSU 松山支援隊
            JA5IDH
            JR5MRT
            JA5GYU                   計5名

 現在のところ、地上からの交信相手は次のとうり。

1,松山地区SHF研究会    松山市内、JA5REF他
2.マイクロウェーブ大分    妙音山移動 JA6LXR他
3.高知県有志        高知市あたり JA5FDR (1200MHzのみ)

 スケジュールは次のとうり (荒川さんの案どうり)
-----------------------------------------------------------
 12日(日)7時00分 スカイライン面河ゲート開門(登山隊集合)
        8時00分  土小屋到着
          8時20分  登山開始
       11時20分   石鎚山々頂到着予定
       11時40分〜  ATV運用開始  2時間〜3時間の運用
       14時40分(13:40)  下山開始
       16時40分(15:40)  土小屋到着予定
        17時00分(16:00)  土小屋出発松山へ
------------------------------------------------------------       
 
 周波数ほか  
               1280MHz , 2419MHz , 5770MHz(5760MHz)
             10.224GHz(10.24GHz)
             以上、4バンド 
 偏波面    原則垂直 (水平切り換え短時間でOK)
 
 連絡周波数  四国地方   433.08 , 433.18 , 433.28 , 433.38MHz
        九州地方   433.80MHz , 433.98MHz  各F3
                                       1295.36MHz  F3
-------------------------------------------------------------
食料品、衣類などは、各人で用意・運搬。

 1200MHz ATVトランシーバー (0.5W出力)
 2.4GHz   トランスバーター 
 10GHz  トランスバーター  (150mW出力)
 1200MHz〜10GHz多バンド共用パラポラアンテナ  1個
 2.5インチLCDカラーモニター
 ハンデービデオカメラ
 430MHz連絡用トランシーバー
 1200MHzトランシーバー
 カメラ三脚 大1、小1
 バッテリー  (シール型鉛電池) 12V 12AH 1個  
          (ニッカド電池)    13V   4AH 1個
 記録用フィルムカメラ
 2400MHzループアンテナ  
 接続コード、工具類  一式
--------------------------------------------------------------

63k
石鎚山頂にて
57k
 

8月13日(月)AM:07時30分道後出発 
         JR5EEKが八幡浜まで送迎
         AM:10時15分八幡浜港フエーり乗船「別府向け」
         AM:10時45分から船上ATV運用
         AM:12時40分まで
         八幡浜港運用:JA5GYU・JR5EEK
         運用バンド1280MHz only
         AM:12時40分以降は、マイクロウエーブ大分が担当

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平成13年7月15日 JA5YXB「愛媛YLハムクラブ」夏季定期移動

JA5YXB「愛媛YLハムクラブ」夏季定期移動

7月15日JA5YXB「愛媛YLハムクラブ」夏季定期移動に松山地区SHF研究会メンバー 「JA5GYU・JA5JSU・JR5EEK」が同行
移動場所は:愛媛県上浮穴郡柳谷村五段高原「四国カルスト高原・姫鶴平」
愛媛YLハムクラブが始めてSHF帯「5,6G・1−、1GHz」を運用する。
相手局はマイクロウエーブ大分めんばーでした。

写真は、左からJA5CBX・JA5GYU・JA5JSU・JA5IBY・JA5YL・JA5MFY・JR5EEK

44k

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平成13年6月24日 レピータ開局式

レピータ開局式

  平成13年6月24日(日)5エリア初の5GHzレピター局
 JP5YCKの開局を開催し、同日より正式運用に入りました。

  松山地区SHF研究会JH5ZHRにおいて、かねてより進めて
 まいりました5GHzレピーターは約2年間の歳月をかけて免許
 され、開局いたしました。

  開局式には、多数のクラブ員を始め遠くは横浜にお住まいの
 JH1UGF槇岡さまご夫妻も出席していただき盛大に行われました。

  設置場所は、松山市の中心部で海抜70mほどのみとうしの良い
 高台に位置し半径20Km、道後平野をほぼカバーしています。
 レピター局JP5YCKの概要は次のとうりです。
   周波数:5765.10MHz F2、F3
   無線機:1200MHz帯レピター機+5GHzトランスバーター、出力2W
   アンテナ:直径20cmAGBアンテナ 2個、利得約6dB
   電源はAC100Vを1KVAの耐雷トランスを介して取り込み、万全を期しました。
   
  今年に入って、クラブ員のボランティアにより、アンテナ等の取り付け
 伝搬試験、ビーコン局の運用、レピター機器の取り付け、試験電波の発射、
 実測データー測定と集中して勢力的に行いました。 
  また同時に、機器の調達・製作、各種書類の作成、各方面への折衝と手分
 けをして行い開局にこぎつけました。

  今後は、機器のグレードアップをはかり、愛媛レピター研究会とも協調
 して、設備の維持・向上を進めていきます。

          de (JA5GYU 近藤恒幸 JH5ZHR技術担当 )
159k
レピータ開局式集合写真
32k
松山地区SHF研究会JA5JSU久山会長挨拶
31k
マキ電機社長挨拶
31k
成願寺JA5RVY谷川さん挨拶
36k
・・・集合写真準備中
33k
JA5YL土居さん
47k
43k 34k
25k
JA5MV佐伯さん
34k
33k 32k
56k 52k
71k 73k
31k 20k
29k

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平成13年6月10日 松山地区SHF研究会発足総会

松山地区SHF研究会発足総会

松山地区SHF研究会発足総会を伊予市上野開催する。
出席者13名。
JA5AH・JA5AK・JA5FO・JA5MV・JA5MX・JA5GYU・JA5IDH・JA5JLU・JA5JSU・JA5MFY・JA5REF・JH5CPS・JR5EEK
会員数22名で発足する。

162k

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平成13年5月20日 

  本日5月20日、10時からレピーターの取り付け工事を行いました。

  工事には、JA5JSU,JA5AK,JA5REF,JA5GYU
 の4局が集合し、約1時間で工事完了しました。
38k
上から、電源、レピータ本体、トランスバーター
ビーコンと入れ替え
49k
JA5REF,JA5AK,JA5JSU各局
 
50k
JA5REF,JA5AK,JA5GYU各局
47k
レピータ局舎

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平成13年5月19日 北海道マイクロウエーブミーティング「旭川集会」

北海道マイクロウエーブミーティング「旭川集会」

第3回北海道マイクロウエーブミーティング「旭川集会」が19日、20日二日間開催され 此れに、JR5EEK/が参加、松山地区SHF研究会の活動に付いて講演する。

88k 70k
写真提供:JA8BAV 伊藤OM ありがとうございました。

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平成13年4月 8日 

芸予地震のためビーコン工事が延期しておりましたが、本日工事完了いたしました。

56k
ビーコン装置内部
29k
設置状態
39k
JA5JSU,JA5GYU各局
48k
JA5MV,JA5AK,JR5EEK,JA5JSYU各局

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平成13年2月18日 JA5−JA6間で「24GHz帯ATV」の移動実験

JA5−JA6間で「24GHz帯ATV」の移動実験

 2月18日に今年最初の移動実験を行いました。
概略を報告します。



 今回は、風が吹き、アンテナを気にしながらの実験でした。

 移動実験場所:長浜町黒田「肱川あらし展望公園」
               JA5GYU 孤軍奮闘??

   時間  開始:午前8時
       終了:午後0時20分

 実験バンド:10GHz,24GHz
   モード:F3,ATV

 実験相手:大分郡狭間町「妙音山に移動」
      マイクロウェーブ大分 JA6LXR,JA6SPI,JA6MQT,JA6CPU,JA6EGM,
                                JI6DRF,JP6MCZ         計7局

 スパン:           107Km
           長浜展望公園<−−−−−−−−−−>妙音山

 交信成果: バンド    モード  HIS RS     MY RS   備  考
      10GHz   F3   59+   59+   音声
                      F5   故障??  M5C    ATV

        24GHz   F3   59+   59+   音声
                         F5   M5C   M5C    ATV

 今回も24GHz主体の実験になりました。

 24GHzは回をかさねるたびに、すばらしい成果があがっています。

JA6SPIさんからのカラーパターン、大変きれいに届いていました。

55k

 JA6MQTさんの5mWの小電力トランスバーターでの画像もM5Cで受信できたの
には、
びっくりでした。アンテナが大変すばらしいものだと思います。



  10GHzのトランスバーターは受信感度が極端に悪く、画像の受信はできませんで
した。
 故障したみたいです。


61k
九州方向をバックにして。
59k
アンテナ、左側が24GHz、右側が10GHz
60k
機材をあたり一面広げてがんばりました。
62k
看板の前で記念撮影

移動実験世話担当:JA5GYU   近藤

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平成13年1月28日 5GHzレピータのアンテナ工事

5GHzレピータのアンテナ工事

 1月28日に5GHzレピータのアンテナ工事を行いました。
概略を報告します。

 アンテナは、JA5GYU近藤さんの製作です。

 13時に取り付け工事開始。アンテナ据え付け完了後、伝搬状況の調査を実施しました。
まずは、温泉郡重信町(東方向)固定で59+入感を確認、その後、道後平野周辺各地での受信状況確認しました。
測定は、AGBアンテナ搭載の測定車1台(写真)ともう1台で実施。北は北条市、南は伊予市まで測定にまわりました。

 なんとか道後平野をカバーできそうです。(使う側では、高利得のアンテナが必要になる箇所もあります。)

 同軸の損失測定、電力の通過試験、SWRの測定は済ませています。
アンテナのSWRは送信アンテナ、受信アンテナ共、1.01に収まりました。
トランスバーター取り付け時には、パワーや周波数、変調度などを測定予定です。
#同軸は、少し継ぎ足す必要が出てきました。




188k
アンテナ全景
205k
アンテナ全景(その2・下のほう)
60k
受信アンテナ
164k
受信アンテナ(横から)
58k
送信アンテナ
160k
送信アンテナ(横から)
154k
送信アンテナ(上から)
65k
アンテナ全景、持つ人はJR5EEK
57k
アンテナ取付け状態
182k
アンテナ取付け状態(拡大)
54k
伝搬状況測定車・AGBアンテナ搭載(停車して測定中)
54k
測定用AGBアンテナ

リピータ用アンテナについて・・・Q&A風に仕上げてみました。TU>JF1TPR 熊野谿さん、JA5GYU 近藤さん
リピーター用アンテナはなんだか素敵なカラーリングがされているような感じなんですが、 何を材料として使われたのでしょうか。===>
 26cm、25cm、24cmといろいろ製作してみまして、風圧荷重や、指向性の都合上で20cmの フライパンを使用しました。
 色も大変カラフルに塗装がされていましたので、見た目でも選びました。
 値段は、スーパーの年末特売で1個398円でした。
スペーサはどのような材質を使用しているのでしょうか。===>
 材質はポリプロピレンです。耐寒、耐熱上この材質が優れています。
 スーパーで蓋つきコップを買ってそこの部分を切り取って使いました。
 この物は、実験の結果、24GHzくらいまで電波の通過ロスもほとんどありませんでした。
 ちなみに、ガラスは20dBくらいロスがありました。
 この加工の目的は、輻射エレメントの防水が主目的です。
上下のおわんの間隔はどのように設定したのでしょうか。===>
 フライパンの間隔も寸法をいろいろ変えて実験しました。
 今までの論文などのデーターは、間隔が1cmのものばかり でしたが、垂直面の指向性が鋭くアンテナのちょっとした傾きで移動局の 入感状況がよくないことがありました。
 そこで、間隔を倍の2cmに設定して指向性データーを取ってみましたら ほどよい指向性が得られました。
 だだ、ゲインは、少し低下するようです。
 アンテナのSWRは、エレメントの長さ、太さ、フライパンの微妙な間隔調整 を行い、最終には1.01まで追い込みができました。
 プロで使用しているアンテナでこれに似た構造のアンテナがあります。 これの基本動作は、進行波アンテナです。
 この原理では、上のフライパンは必要なく7cm程度の円板を2cmくらいの間隔で 向かい合わせば、充分です。
 下の面はフライパンでなく、裾が長くなるようにするため、30cm程度の中華鍋が適 しています。
 かなり高ゲインが期待できますので、いつかの機会に製作して実験を してみたいと思っています。
 Xバンドにおいて、アメリカのヒューズコミニケーション社のLNB輻射器にこの原理 を 使っているものがありました。
スペーサが誘電体として働いて、その方向にゲインがあるので、ぐるりと丸くしたら効果があるんじゃないかなという話題がありましたが ===>
 マイクロ波は、誘電体があるとその方向に電波が引っ張られ、ゲインが得られます。 この原理を利用したものに、誘電体棒アンテナがあります。
 導波管の出口に誘電体を取つけ、うまく作ると20dBくらいのゲインがえられます。 全方向に働くかどうかは、さだかではありませんが、何らかのゲイン向上になるかも しれません。

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