1999 松山地区SHF研究会記録集

Sorry. Japanese only.


平成11年10月24日 JARL愛媛県支部主催マイクロ波帯通信機器製作講習会

”今年もEHF(ミリ波帯)47GHzに挑戦”

 昨年、47GHz、一昨年と24GHzを中心とした、通信機器の製作技術講習会が開催され、 これに参加し未知の領域を体験することが出来ました。
 昭和55年12月に1.2GHzのトランスバーター製作技術講習会が、JARL愛媛県支部 主催で開催され、これが愛媛のマイクロウエーブの幕開きだったと思います。
 その後、年次的に2.4GHz/5.6GHz/10.1GHz/10.4GHz/24GHz の製作講習会が開催されこれに挑戦してき来ました。
 その間、FMATVジェネレーター、ループアンテナ、パラボラアンテナの製作も平行して 行われ、これに参加した局は、延べ137局になります。
 過去の歴史が示すように、アマチュア無線は、このようなパイオニアたちによって切り開かれて きました。
 マイクロ波帯を開局している局は、少数ではあるが頑張っている仲間に大きな声援を送りたい ものです。
 今年も昨年に引き続いてEHF(ミリ波)の47GHzトランスバーター製作技術講習会が、 行われる予定、ぜひ参加したい。
 また、バンド防衛のためにも今以上に活動していきたい。
 (アワードの挑戦、コンテストに積極的参加、ロールコールの実施、各種の伝搬通信実験の 開催等)
 今年の製作技術講習会は、平成11年10月24日(日)に開催予定で、47GHzを 中心にマイクロ波帯通信機器の製作も並行して行われます。

追記
 松山地区SHF研究会が全国に先駆けて行っている、5.6GHzロールコールは、少数では あるが、地道に活動をつづけております。
 毎年、新たな局が開設されロールコールに参加しています。
 また、2エリア、4エリア、9エリアからも電波通信実験の申込もあり、来夏には3(大阪) 4,5,6エリア間で、5.6GHz/10.1GHz/24GHzの通信実験を予定 しております。
 *10月29日(金)からいよいよ、10.1GHzのロールコールを実施します。

平成11年9月26日


全国に先駆けて「47GHzトランスバーター」製作技術講習会実施

 JARL愛媛県支部主催、47GHzトランスバーターを中心に製作技術講習会が、昨年 に続いて平成11年10月24日(日)愛媛厚生年金休暇センターで、16名の参加で 開催されました。
 JARL愛媛県支部では、昭和53年に1.2GHzのトランスバーターの製作技術講習会 を実施して以来、毎年マキ電機の技術支援を得てマイクロ波帯のトランスバーターの製作を 実施しており、今年も、EHF帯の47GHzトランスバーターの製作を行った。
 当日は出来上がったトランスバーターを早速試験運用を行い、47GHzの運用の難しさを 痛感した。
 なお、平成7年1月に発足した「松山地区SHF研究会」による5.6GHzのロールコール も継続実施しており、5.6GHzの開局する者も着実に広がっています。
 いよいよ、10月29日(金)から、10.1GHzのロールコールを開始しました。
 これを契機に、SHF/EHF帯の開局が広がっていくものと楽しみにしております。

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平成11年10月23日 マイクロ・イン・松山

マイクロ・イン・松山

 平成11年10月23日、松山地区SHF研究会主催で開催されたマイクロ・イン・松山 に参加した各局。

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平成11年10月10日、富士山須走五合目移動

感動の富士山移動

静岡県駿東郡小山町須走/富士山須走口新五合目2000m移動
JCC:18009

5.6GHz/10.1GHz帯/24GHz通信報告

 昨年から切望しておりました念願の富士山に10月10日(日)JH1UGF(槙岡さん)に 案内をいただき、途中JA1FS(和田さん)と合流し移動しました。
 その時の様子をレポートします。
 朝5時13分の始発地下鉄有楽町線麹町駅から乗車し、JRで鶴見駅で下車JH1UGFさんの FBな4WD車に同乗させていただき、一路富士山新五合目に向かいました。
 この日は、真夏のような天候で空は青く快晴で、高速道路を快調に走行、眼前に大きい富士山が 迫ってくる中、目的地現着はAM:8時30分でした。
 新五合目から富士山頂は雲一つなく雄大な勇姿が眼前に見え、気温も高く壮快な気分で富士を 背に設営し、早速5.6GHzの運用の準備をしました。
 JH1UGFさんは、「こんな天候のいい富士山は滅多にないですよ。今日は最高です。」と 言われ、いい時に来たものだと感激しました。
 眼下に山中湖をみながら電源をONにしCQを出すと、福島県東白川郡八溝山移動のJA7DPJ さんから応答がありRS59‐59、距離約250km、つづいて茨城県筑波山JA1RON さんRS59−59、三浦郡葉山町移動のJS1UVHさんが入感もちろんRS59+しばらく ラグチューし、そのあと10GHz/24GHzに移りJS1UVHさん、つぎに静岡県加茂郡 移動のJA1ELVさんと交信、ともにRS59−59で交信し、感激も覚めやらないまま記念撮影 をし約2時間の短い体験でしたが、雄大な関東平野をS/EHF帯の電波が飛んで行くのが 目に見えるような感動の富士山移動でした。
 まるで430MHz,1200MHzを運用している錯覚を感じながら、12時過ぎに 富士山を下山しました。
 また機会があれば、ゆっくりと富士山でS.EHF帯の無線を楽しみたいと思っております。
 FBな交信をしていただいた各局ありがとうございました。
 大変感謝いたしております。

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詳細は、こちらにもあります。

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平成11年 9月19日、東海マイクロ同好会移動運用

−−−新たなマイクロウェーブマンを求めて−−−

5.6GHz/10.1GHz帯/24GHz』伝搬通信実験報告

 東海マイクロ波同好会が中心に、1/2/3//5/6エリアのマイクロウェーブマン が、SHF帯の電波伝搬通信実験を9月19日(日)実施した。
 昨年は、雨天のため初期の目的が達成出来ず、二年越し交信のため今年は滋賀県比叡山 移動をすることにした。
 今回は、私(JR5EEK)一人の移動です。
 9月18日(土)午前8時30分松山市を出発、瀬戸大橋経由で大津市に午後2時に着 きそのまま比叡山の下見をした。
 比叡山山頂の駐車場は大阪方面はFBですが、東、特に伊吹山方向は目前に比叡山があ りBFです。
 19日(日)は移動地点を滋賀県福島町に変更し琵琶湖湖畔から交信した様子をレポー トします。
 当初の移動運用地点は、比叡山山項の駐車場を予定しておりましたが、ロケが悪く急き ょ移動地点を滋賀県福島町に変更した。
 松山地区SHF研究会の活動内容の一つに、JA各局との交友、交流の堆進があり、今 回はその目的も含めての移動でした。
 午前9時30分に滋賀県福島町萩の浜に着くや直ぐ東海マイクロ波同好会のJI2DQ T秋山さんから1295.76でコールがありました。
 この日は、滋章県は曇りで、時々小雨が降っておりましたが、時間の経過とともに回復 し琵琶湖大津市あたりは青空が見えておりました。
 伊吹山は、ひどいガスがかかり、視界100mで山頂移動困難とのことで駐車場からの 交信となりました。
 はじめに、5.6GHzで、JI2DQT,JA2XZK,JO2IKG,各局とはRS55−55で交信、 JA2EMM局とはRS59−59で交信しました。
 続いて、10.1GHz/24GHzに移り、共に送受信したが交信できず、時間の関 係でQRTして、最後にJI2DQT秋山さんと2.4GHzで交信して開局にしました。
 今回は、距離は短い地点での交信でしたが、当初の目的の通信が出来、東海マイクロ波 同好会の皆さんと5.6GHzの電波を通じて意思の疎通が出来よかった。
 次回の実験もぜひ成功させたいものである。
 午前11時50分設備を撤収して滋賀県福島町萩の浜をあとに一路、松山市向け帰路 ついた。
 松山市現着は午後6時05分でした。

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平成11年 5月28日、瀬戸町移動

−−−ときめき・感動・ロングパス広角度のQSOに成功−−−

5.6Gロールコールに瀬戸町移動で参加して

 松山地区SHF研究会の実施するロールコールも4年以上経過し、すっかり定着して、す ばらしい慣例行事になっています。
 当局も、今年になって5.6GHzの設備を増設して、ロールコールに参加するようにな りました。
 設備は、1,200MHzのハンディ機に5.6GHzのトランスバーターを接続し、ま たアンテナは廃品の「BSアンテナ」を改造した開口35cmのオフセットパラボラを大型 カメラの三脚にマウントしたもの使っています。
 当局は、移動運用が好きなためロールコールは移動スタイルで参加しています。
 さて、今年5月28日(金)は西宇和郡瀬戸町から参加し、今までで最も遠距離(県内ど うしで)からの参加で、松山各局とは70km以上の距離があったにもかかわらず、FBな 結果が得られましたので、その時の様子をレポートいたします。
 移動地は、瀬戸町赤崎鼻の県道沿いで瀬戸内海に半島が突き出したロケーションのいい所。 眼下には襖鼻の灯台が輝き、伊方発電所の光、長浜町の光そしてずっと遠くに松山方面の光 も見えるバッチリな所です。
 ロールコールの始まる5分前に到着し、早速設営を開始した。今日は、月明かりで明るく 風もなく空気も澄んで最高の気分だ。
 10分程度で設営が終わり松山各局へアンテナを向けてコールを開始する。
 20分ほど続けたが応答がない。さすがに距離が70kmもあるとビーム合わせが難しく、 電波の減衰も激しいのでもうだめかと思ってしまう。
 事前に、見通し図や回線設計をして交信は可能であると判断していたので気を取り直して トライする。
 そうこうしている内に、JA5FOさんからコールがかかる。信号はRS59オーバー、 フルスケールで、70kmの距離から飛んできたマイクロ波の電波とは思えないくらいだ。 (久しぶりに、ときめきと感動を実感する。)
 続いて、キー局のJA5JSUさんが入感し、JR5EEKさんも入感し、各局とも59 オーバーのFBなレポート交換を行う。
 しばらくラグチューしていると、JA5AKさんからコールがあり交信が成立し、他にも JA5MXさん、JE5NFLさんからも呼んでいただいたが、残念ながら交信にはいたら なかった。
 10時25分、キー局がファイナルを送ってこの日のロールコールが終了した。
 感動も覚めやらないまま、記念撮影をし設備の撤収をして帰路に就く。
 [次はどこへ移動して参加しようか?]

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JA5GYU 近藤恒幸記 「JARL愛媛県支部報 第57号」より

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平成11年 5月22日 第41回JARL道後総会特別記念局で全国で初めて47GHzを開局

第41回JARL道後総会終わる

道後総会特別記念局も無事閉局

 平成11年5月23日(日)第41回JARL通常総会は、愛媛県松山市「愛媛県県民文化会館」 で、道後総会の愛称で開催され無事終了いたしました。
 出席者は、5月22日(土)の前夜祭に600名でテーブルに椅子に座ってゆったりとした 会食をしながら各局との親睦を深める事が出来大変好評を得ました。
 総会は、2500名出席者があり、無線を利用した災害救助に貢献した会員らの表彰などが あり、その後提出議案1〜5号議案の審議に入り午後6時30分に終了しました。
 特別記念局コールサイン:「8J5DOG」については、JARL通常総会記念特別局としては、 全国で初めて47GHz帯の運用を行い、これを松山地区SHF研究会がサポートし非常に 盛り上がり交信には、地元各局の他、遠路JS1UVH(大矢さん)/JA2PP(西村さん)/ JI6DRF(大橋さん)それにJH1UGF(マキ電機社長)も駆け付けてくれました。
 各局とも47GHzの交信局数は数10局と交信され、47GHz帯のアワードの新設を JARLに請願されるそうです。
 松山地区SHF研究会においても、マイクロ波帯の活性化と、バンド防衛を兼ねて47GHzの アワードの新設を各局の署名捺印を添えて請願する予定です。
 1.2GHz/2.4GHz/5.6GHz/10GHz/24GHz帯についても盛会のうち 無事閉局しました。
 来年度は、函館市で開催予定で、実行委員30名が前夜祭から出席しておりました。

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平成11年度JARL通常総会「道後総会特別記念局:8J5DOG」の運用を終えた 右から,JR5EEK(仙波)JS1UVH(大矢)JH1UGF(槙岡)JA5JSU(久山)

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