ダイヤモンドクロス

Part1 

JR5EEK仙波さん撮影です。

全国で2番目に古い歴史を持つ、私鉄「伊予鉄道KK」の沿線に現存する全国で唯一つの 市内電車と郊外電車が平面直角交差「ダイヤモンドクロス」です。


伊予鉄道の平面直角交差「ダイヤモンドクロス」について

 四国初の私鉄として明治21年創業で現存する私鉄としては、南海電気鉄道に次いで2番 目に開業、創業当時から伊予鉄を名乗っていた。
 創業当時は、ナローの蒸気軽便鉄道であり日本最古の鉄道である。
 参考に、南堀端・松山市駅間の花園線は昭和32年の開通で最後の開通は、昭和37年本 町線である。
 さて、標題の平面直角交差「ダイヤモンドクロス」であるが現存するものはここ伊予鉄道 の郊外電車「高浜線」と市内電車「大手町線」が直角にクロスする大手町だけであり、全国 の鉄道マニアの注目の的である。
 カメラを持って撮影に全国から来ています。
 さて、ダイヤモンドクロスの保守が大変なのは、レールの維持・保守よりも架線の保守で ある。市内電車が直流DC600Vなのでこれと同じに郊外電車も同じに電力供給しなけら ばならない(横河原線・郡中線郊外電車は、DC750V)だから市内電車と郊外電車(高 浜線)はDC600V供給なので伊予鉄道は二つの変電所を持つ必要があります。
 それから、もう一つ大変なのが架線の調整です。郊外電車は自動高度調整がありますが、 市内電車にはなくそのつど手動で調整をしている。定期的には、6月と11月に調整するそ うです。「夏の高温時になる季節と、寒くなる冬の時期に」
 では、全国で唯一の平面直角交差「ダイヤモンドクロス」を画像で紹介します。
 なお、坊ちゃん列車14号は、伊予鉄道がドイツ・クラウス社から明治41年最後に輸入 た機関車で、1号車は明治21年ドイツ・クラウス社輸入した第1号の機関車です。
 平成14年9月2日復元され市内電車の軌道を走っています。・・・機関車はデイーゼルエ ンジンで日本製です。
 当時蒸気機関車は17台ありました。


平面直角交差「ダイヤモンドクロス」を拡大

ダイヤモンドクロスを通過する郊外電車

ダイヤモンドクロスを通過する坊ちゃん列車と郊外電車

ダイヤモンドクロスを支える架線

ダイヤモンドクロスを通過する市内電車

郊外電車と市内電車が平面直角交差する・ダイヤモンドクロス


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